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育毛薬の副作用でEDになるって本当?

2019年08月30日
髪に悩む男性

育毛薬の主成分であるフィナステリドは、男性型脱毛症を防止することで有名ですが、もとは前立腺肥大症の薬として開発されました。
その副作用として毛髪を増やす効果が発見され、日本でも育毛薬として承認された薬です。
しかしEDになる可能性があることは、使用上の注意にも書かれています。

フィナステリドは男性ホルモンに関連する酵素の働きを阻害する作用を持ちます。
男性ホルモン自体を減らすわけではありませんが、使用している人のうち1~5%には性欲減退が見られ、1%未満には精子の減少や勃起不全が起きると報告されています。
数値は実験データによって異なるため、はっきりしたことは言えませんが、フィナステリドの含有量が多いほど、副作用も大きくなる傾向があります。
ただし、この程度の副作用はプラセボでも発現するという学者もいます。
また育毛薬を使用するのは比較的高齢の人が多く、生活習慣病の確率が高いためEDになりやすいという説もあります。

育毛薬の使用をやめても、副作用だけが残る可能性も指摘されています。
これはポストフィナステリド症候群と呼ばれ、性欲がなくなったり、性器が縮んだり、乳房が女性のように膨らんだりするとされています。
この件に関して、アメリカやカナダでは集団訴訟が起きており、フィナステリドの後遺症を専門に研究する組織も設立されています。
しかし治療方法は、まだ確立されていないようです。

効き目のある医薬品には、必ず副作用があると考えてよいでしょう。
育毛薬でEDになる確率は必ずしも高いとは言えませんが、リスクがあることは理解しておくべきです。
そして性欲減退や不妊のような症状が見られたら、医師と相談して育毛薬の使用を見合わせることも考えてください。